ある上場企業に勤める当時30才前半の女性だったのですが、会社の帰りにデパートへ行き買い物を続けていたそうです。
理由を尋ねてみると、「どうしてもその商品が欲しいわけではなかったけど、買わないと誰かに買われてしまうかも・・・。」と焦りのようなものがあった事、「買い物をしているとなぜか優越感が得られた」とも。
いわゆる「買い物依存症」といわれる症状です。
当時、会社では上司との関係があまり良くなく、ご主人に相談しても「そんなにいやなら辞めたらいいやん。」
クレジットカードで高額のバッグを衝動買いした時が始まりだったと女性は言います。
会社や夫に対するストレスがその場では一気に吹きとんだような気がした。
それからは、坂を転げ落ちるように返済額が膨らみ、気がつけば引き落とし額が給料の額を超えてしまい、消費者金融からの借金にも手をつけた。
借金総額が500万を超えたとき、専門家に相談し多重債務整理を行いました。
詳細はお話できませんが、ご主人の協力もあり、順調に借金返済は進んでいるようです。
女性は「たまったストレスが限界を超えてしまい、買い物に走ってしまった。」と過去を分析されていました。
この様に働く女性の増加に伴い、過度のストレスから一時的に逃れるように買い物等に走るある意味女性特有ともいえる「買い物依存症」に陥っておられるケースが多いように思います。
ある大学医学部の調査でも女性の約1割は感情のままに必要性の少ない買い物を繰り返す「買い物依存症」との結果が出ているそうです。
ギャンブルでの借金は男性の方が比率的には多いように思いますが、上記のようなストレスや夫婦関係の不満などから引き起こされる「買い物依存症」の9割は女性だとも分析されています。
女性の社会進出が進む中、仕事上の機会均等は進んでいるように思いますが、昇進や雇用格差はいまだに残っている会社が多いようです。
また家庭に戻ると家事や育児も抱える女性は、男性に比べてストレスを受ける状況が大きいともいえます。
頑張りすぎて自律神経失調症にまでなってしまうことも。
全てがそうだとは言いませんが、女性の多重債務状態も収入減による借金や生活費以外の借金については、ストレスの結果といえるのかも知れません。
そこで、多重債務整理をするということは、債権者に迷惑をかける結果になるかも知れませんし、それはある意味事実でしょう。
また、当事務所は安易に自己破産をオススメするものでもありません。
ですが、ここで多重債務整理をすることにより、生活を取り戻し、無理のない借金返済計画をたて、少しずつでも債権者と取り決めた返済額で借金を返済する。
もしくは多重債務で破綻状態なら自己破産を含め他の手立てを考える。
それが、借金や多重債務のことばかり考えていた「後向き」の状態から、ご自身の将来の事に目を向ける「前向き」な時間ができ、やがて生活のリズムを整え、二度と多重債務状態に陥らない「体質」を作るきっかけとなるものと確信しております。
一番大切な事は、皆さん自身が自らの手で生活を再建することだと思います。
※上記に出てこられる女性は、債務整理を行った結果、すでに借金を完済されました。
匿名での条件で、内容の一部を公開することについて「今、お悩みの方に役立つのなら」と
承諾をいただいたものです。